「音楽の秋」?-Auro-3Dソフト3連発
暦の上では9月から「秋」のはずで(汗)、「晩夏」から「初秋」にかけては、宝塚やオペラのLiveで耳を鍛えておりました(笑)が、皆さんはどうお過ごしになられましたでしょうか?
10月に入り、少し仕事も落ち着いたのを機に、秋の夜長を楽しむためにAuro-3Dのソフトを3本購入してみましたので、紹介したいと思います。
最初の2本は、TRPTK https://trptk.com/ からダウンロード購入しました。
まずは、これ。
まあ、私はアルバムをビジュアルで選ぶタイプではないのですが(汗)、ピアノ好きなのでAuro-3Dのピアノ曲だとたいてい買ってます。ただ、ピアノ好きの「鉄板」のショパンとかラフマニノフとかが、Auroフォーマットではこれまでは必ずしも多くなかった気がするのですが、このアルバムは、なんというか、Classicピアノ名曲集みたいで、マイナー好きな?Auro-3D録音としてはかなり珍しい(笑)。
見てください、この錚々たるLineUp! Classic初心者の私でも、作曲者は全員知っている名前(知らない曲はあるが…)。喫茶店などでよくかかる「名曲」もちらほら。なので、これはAuro-3D初心者の方にもお勧めできるアルバムです!「ピアノソロなら2chで十分でしょ?」と思われる方にこそ、こういう聴きなれた名曲で虚心坦懐にこの21世紀の音楽フォーマットと20世紀のそれとの違いを体験していただきたいですね!
さて、同時にダウンロード購入したのは、これ。タイトルに、Piano, Violin, Viola, Celloと私の好きな楽器が揃っていて、さらにトドメは最後のLive(笑)。で、ポチリました。
で、感想は、というと・・・うーん、これはいわゆる「ミニマルミュージック」というジャンルの音楽だと思います。同じようなフレーズが延々と、淡々と、起承転結なく(笑)1時間以上も続きます。病院の待合室で静かにBGMとして流すならよさそうですが、「まなじりを決してオーディオと対峙」する場合、私はClassicは保守的なメロディアスな音楽が好きなので、個人的にはちょっと・・・。
まあ、正直に言えば「ちょっと失敗したかな…」とは思いますが、これまでもAuro-3Dのソフトではこのような「恐らく二度と?聴かないカモ???」というのを、ダウンロードでもBDでも何度も購入した経験があります(汗)。ただ、その度に私は、「これはAuro-3DをMajorなものにするための、お布施」だと思うようにしていて、腹を立てないようにしているんです(笑)。オーディオの新技術もそうですが、「生まれたばかりのもの」というのは、そのPotentialに気が付いたサポーターが「人柱」になって、<先行利益・開発者利益>を取らせてあげないと「育たない」。20数ユーロという「寄付」をAuro-3Dそのものにしたと思えば(税制控除はないですが=笑)。
さて最後にご紹介するのはBDの実ディスクです。
これ、「とっくに持っているんだけど、会長のくせに、今頃ですか?」(笑)という人は少なくないと思います。これが2Lから出たのはもう1年ぐらい前でしょうか?HoffさんというJazzピアニストのソロ集で、昨夏のフォッサマグナツアーの課題曲の一つに入れた、『Polarity』のピアノも担当している方です。
実は私、これ、すでに持っています(Piano好きですから!)。ただし、ダウンロード版を。最近はAuro-3DのNativeソフトをダウンロード販売するところが増えて、Flac版とBD版で音質の差も私では感じないレベルなので、両フォーマットある場合はより簡単に入手できるダウンロードに走りがちですよねぇ(笑)。
しかし、ここに落とし穴があることに最近気が付きまして(大汗)、それはすでに記事にしました。
で、実はこの『Home』も、ダウンロード版は9.1ch(5+4)に対し、BD版は11.1ch(7+4)なんですよ!!! そうと知ってしまったからには、第一層を頑張って7chにしている者にとっては、この差に目を瞑ることは絶対にできないのは言うまでもありません(爆=例えて言えば4K環境を整えている方は、お気に入りのBD映画がUHD化されたら絶対買い増ししますよね?=まさかそんなことしてるの私だけ???)。
ということで、先日海外郵便で届いたのですが、まだ東京の書斎の環境でしか聴いていないので、実質的には現状、「無意味」(書斎は、5+5+1の11.2ch環境)ではあるのですが(汗)。早く伊豆のフルシステムで聴き込みたいです(笑)。
なお、この『Home』というアルバムは先にも書きましたがJazz Pianoソロで、ほとんどが恐らくこのHoffさんのオリジナル曲の中で、「Summer Time」と「Moon River」という、私のようなJazz音痴でも知っている名曲中の名曲がHoff流のアレンジ(彼は私の主観では、キースっぽい「静寂系」)で収録されているので、オーソドックスなJazz Fan も十分楽しめると思います。
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コメント
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早速、Liam NassereddineをTIDALで探したら、同じアルバムが有りました、当然2chですが。演奏もいいですが、録音が2chで聴いても素晴らしい。低音の迫力、高音の透明さなど、ピアノ録音としてもいいので、これをAuro3Dならどんなだろうと思ってポチリました。ついでの、ベースのソロかな、のようなものがあったのでついでに購入。これは、また、のちほど報告。
投稿: Chikara Miyaji | 2024年10月 7日 (月) 01時14分
Liamの演奏、最後まで聴きました。で、最後の曲が...これが、古典の名曲に混じって、誰がいれたんだか、ファジル・サイの作曲の曲で"Black Earth"という曲でした。ピアノを多分、叩いたり弦を弾いたりする演奏も交えての、ちょっと中東風南ピアノ現代曲です。これになって、「あれRoonが違うアルバムをかけたのかな?」なんて思ってしまいました。さて、誰のいたずらでしょう?ピアニスト?プロデューサー?ダウンロード終わって、Liamさんの紹介をみたら、何と!彼はまだ13才なんだそうです.おっどろき。
投稿: Chikara Miyaji | 2024年10月 7日 (月) 01時52分
C Miyajiさん
>
>早速、Liam NassereddineをTIDALで探したら、同じアルバムが有りました、当然2chですが。演奏もいいですが、録音が2chで聴いても素晴らしい。低音の迫力、高音の透明さなど、ピアノ録音としてもいいので、これをAuro3Dならどんなだろうと思ってポチリました。
こういう、ポジティブな反応があると、わざわざ紹介した甲斐がありますね!(別に自分一人でひっそりと楽しんでいることもできたが…笑)
録音についてはCmiyajiさんはご自分でなさるぐらいなので、その良し悪しというか、ピアノ録音のツボというか難しさをよくご存じだと思うので、さすがの評価ですね!「マイキングがどう配置されているのか」、なんて気になるんでしょうね! 私は「S/Nがいいなあ」ぐらいしか(笑)。
来週、伊豆に行けそうなので、メインシステムで聴くのが楽しみです。
投稿: Auro3D | 2024年10月 7日 (月) 06時47分
一聴後の感想、ありがとうございます(夜更かしですねぇ。都会生活者なのに、こんな時間にあんな立派なSPで再生して、大丈夫ですか?=汗)
そうそう、これ、最後の曲だけが、「現代音楽」ですね。ファジル・サイは、私はどちらかというと「ピアニスト」として知っていたのですが、現代作曲家の一面もあるようで、ちょうど武満が尺八や琴をオケに入れる曲を作ったように、この方も出身地の音楽文化のTasteを取り込んでいるのだろうな、と思って私は楽しく聴けました。
>ダウンロード終わって、Liamさんの紹介をみたら、何と!彼はまだ13才なんだそうです.おっどろき。
マジですか? あの写真、「童顔だなあ」とは思っていたのですが(実は女の子かと見てました・・・)、中学生だったんですか?(笑)。それでプロなんて、ピアノ界の藤井聡太くんですね!将来、「全冠制覇」?(笑)
投稿: Auro3D | 2024年10月 7日 (月) 06時58分
Auro3Dさま、ご無沙汰してます。Auro-3Dソフトを収穫?されて「実りの秋」状態ですね。
乗り物でもオーディオでもキカイは入手したけれど、どこをどう走るのか、そしてオーディオであれば何をどう聴くのかが肝心「要」で再生コンテンツはとても重要なんですが、当方が常駐するサイトはコンテンツ類の投稿記事が少し淋しく、ちょっと偏っているような傾向も・・(以下省略)
やはり極めつけの「キラーコンテンツ」が複数あれば、そのコンテンツを聴きたいがためにAuro-3Dを導入する事もありますので、今後もAuro-3Dコンテンツ(できれば映像付きで出演者が若くてキレイでスタイルの良い女性なら最も理想的!)のご紹介など強く期待いたします。(笑)
ちなみに今回入力したURL(当方のコメント記事にフォーカスしたリンク)はアマゾンの激安ツィーター導入コメントでAVアンプのMCACCで本格的に再調整をしてから記事を投稿するつもりで優秀(過ぎる)音場補正なんで、一旦、激安ツィーターの結線を外して音場補正をしてから、お下品な激安ツィーターをかましてみるつもりです。
おそらく激安ツィーター込みで音場補正すると「角が丸められる」可能性が高く「角」好きな当方の好みの音質にならないかも知れませんし加齢で10kHz超の感度が鈍っているので自分の好みの音質になるようアンプのMCACCを騙そうと思っています。(汗)
晩年の故 長岡鉄男氏もかなりハイ上がりな音調で聴いていたらしく、若いメーカー技術者やオーディオ誌担当者は普通に高音域が聴き取れるため、極端な音質に裸足で逃げ出したかったけれどガマンして聴き続けた結果、難聴になりハイ上がりな音調じゃないと満足できない耳になったとか?
都市伝説はトモカク、市販コンテンツでも「これ難聴気味のエンジニアがミキシングしたのかいな?」と思うような音質もあり、高音域が少し聴こえない⇒高音域を強調する⇒高音域を感知する細胞が減少⇒⇒⇒悪循環で高音域が殆ど聴こえなくなり極端にハイ上がりな音質を好むことになります。
当方もこれに近い聴感になりつつあり、もう「這い上がる」ことはできそうにありませんが、皆さんの記事を参考にしベクトルだけはアサッテの方向に向かないよう精進するつもりです。(汗)
投稿: たかけん | 2024年10月13日 (日) 07時46分
たかけんさん
いつもこのような「オタクサイト」への目配り(笑)、感謝です。
> やはり極めつけの「キラーコンテンツ」が複数あれば、そのコンテンツを聴きたいがためにAuro-3Dを導入する事もありますので、今後もAuro-3Dコンテンツ(できれば映像付きで出演者が若くてキレイでスタイルの良い女性なら最も理想的!)のご紹介など強く期待いたします。(笑)
>
その通りです!!! Auro-3Dというのは完全に「ハード先行型」の典型的な<悪例>で、未だに!フルフォーマットの13.1chのソフトはほとんど市販されていない(欧州の一部地域で発売されているマイナーな映画を除く)にも関わらず、ハードだけは早くからフルフォーマット対応機が出ています。これらはもちろん未だ高額商品なのですが、「機械好き」の「オーオタ気質」に支えられて(=私もその片棒担いでますが・・・汗)、ハードだけを揃えた方の集まりが「友の会」でして(大汗)。しかし、さすがに、「機械好き・新しもの好き」のEarly Adaptorたちも、「そのうち、良いソフトが出るだろうから、それに備えて今から整備しておこう」と思って<先行投資>(おカネだけでなく、部屋や、設置の苦労も含む)をしたはずで・・・
たかけんさんを「本格的にAuro-3Dの世界に引き込む」キラーコンテンツは、<Perfume のLiveが13chのNative Auro-3Dフォーマットで映像付きで発売>された時、ですかね?(笑)
そこまで(日本のPops, アイドル?=笑)の道はまだまだかもしれませんが、前衛Classicが多かった初期から、最近はオーソドックスなClassicの小品が出てきてますし、Jazzもそこまで有名ではない方のピアノ系のもので、オリジナル作品が初期は多かったのですが、最近はスタンダード作品も増えてきました。Bob Jamesなどのビッグネームの作品もありますし、日本ならそれなりの大御所の山本剛トリオのBDも発売間近だそうです。RockならMr.BigというそこそこメジャーなアメリカのバンドのLive版がもうじき出ます。
更には今、ほぼ無圧縮に近いハイレゾのAuro-3Dのストリーミングが実用化されつつあり、なんどか実証実験に参加しましたがLive演奏を本当にReal Timeで離れたところでAuro-3Dで楽しめます。これが世に出ると、映像付きの音楽ストリーミングではATMOSよりかなり音質においてアドバンテージが有るので、金額次第という面もありますが(汗)、もしかするとある程度Auro-3Dが普及するかもしれません。乞うご期待!!!
> 当方もこれに近い聴感になりつつあり、もう「這い上がる」ことはできそうにありませんが、皆さんの記事を参考にしベクトルだけはアサッテの方向に向かないよう精進するつもりです。(汗)
>
たかけんさんのこのセンス、好きだなあ(笑)。MCACCではできたかどうか、古い記憶なので忘れましたが(汗)、Dirac Liveとかなら補正後も自分の好きなf特カーブに微調整ができるので、「這い上がり」(笑)にすることは簡単です。でも確かに補正ソフトで「調教された音」は大人しく感じる事があり、機器本来の持つ「荒々しさ?」が好ましいソフトもありますよね。
今日は珍しく息子が一緒に伊豆に来ているのですが、彼の若い耳にはどうやら超高周波領域の歪がわかるらしく、ボリュームを上げるのを嫌がられます・・・「知らぬが佛」(笑)
投稿: Auro3D | 2024年10月13日 (日) 11時33分